「戦いながら治す力」とは。
ジャンの育成・運用論。
データ
- 初期クラス:モンク
- 初期装備:見習の体術、ライブ
- 加入:外伝 大器晩成
- 成長率合計:240%(41ユニット中38位)
- 技、速さが高めだが、他は平均的に低めの成長率
- 天性素質:体術
- ステ上限値の個人補正:魔力+2、技-1、速さ-1、幸運+1
- 個人スキル:努力の才(レベルアップした時に基本能力が上昇しやすい=兵種成長率2倍)
初期レベルが低いけれど成長率が高い。いわゆる「村人枠」のユニット。
個人成長率は低いのですが、個人スキルで兵種成長率を2倍にするため、実質の個人成長率は320%〜350%と考えて良いでしょう。
ただし、個人成長率の上位3位がモーヴ(345%)、アンナ(325%)、カゲツ(320%)ですので、特筆して高いかと問われると微妙なところです。
個人スキルを成長率に充ててしまっていることを考えると、優遇されているとまでは言えないユニットだったりします。
世間の評価・運用は?
平均的な個人成長率と伸ばす部分を選べる個人スキル(兵種成長率2倍)のおかげで、自由度の高いユニット。
どんな兵種にしても一定の活躍をしてくれる所、自軍の弱点を補うような兵種にできる点が長所と言えるでしょう。
逆に言うと明確な強みを見出しにくい点が欠点。明確な育成傾向のあるユニットの後塵を拝する永遠の2番手といった印象が強そうです。
「ジャンは○○と同じようなことができる」というような表現を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
せっかくの「村人枠」。
そのキャラクターを活かした構成を考えてみたいと思います。
キャラクター
- フィレネ王国、茶畑の里に住む医師の息子
- 父のような医師を目指していたが、ある時、里が異形兵に襲われる
- たまたま駆け付けたリュール一行に助けられ、戦う力もないと人を救えないことを痛感
- 父母を説得し、幼いながらも神竜軍に加わる
序盤の外伝で加入するモンク。
異形兵襲来による生命の危機に瀕して、ちゅうにびょ…若さ故の使命感が目覚め、唐突に神竜軍への加入を表明します。
(いやいやいや、君は普通の村人の少年なんだから別に戦わなくていいんだよ。軍人さん達に任せておきなさい。)
と思うプレイヤー。
何故か快諾してしまう神竜様。
神竜様は、先入観を持たない極めてフラットな性格をしていて素晴らしいのですが、それが悪い方向に出ました。
こうなるとジャン少年は止まりません。
真の常識人セネリオに指摘されても。
聞く耳を持ちません。
な、なんということでしょう。
戦いを生業としないご家庭の大切な御子息をお預かりすることになってしまった神竜軍。
彼が刃物を振り回すようになったり、魔法で人を傷付けるようになってはご両親に合わす顔がありません。
尚且つ、ジャン君自身の“戦いながら治す“という希望を叶えるという難題に、神竜軍の参謀たちは頭を悩ますことになるのでした。
ということで、「素手で戦いながら治す」ことを当ジャン学の目的とします。
ユニット組み立て
①クラス:マスターモンク(体術S)
②戦術:不殺
人を傷付ける武器を持たせない。もちろん、人を殺めるようなことは神竜軍として許しません。
③武器:覇神の体術
④継承スキル:星玉の加護、天刻の拍動
⑤紋章刻印:カムイ
⑥指輪:エイリーク
体術Sの覇神の体術をメインに。
体術の計算式は(力+魔力)÷2。
両方のステータスが必要なため、難易度ルナティックにおいて体術で戦うのは非常に厳しいのですが、ジャン自身の成長率と星玉の加護で高ステータスに。
更にカムイ刻印でクリティカルを狙いつつ、不安な命中を継承スキルでカバー。
最後に紋章士をエイリークにすることで太陽の腕輪を活用し、戦いながら治すことができます(屁理屈)。
⑦その他ドーピングなど:なし
というわけで、覇神ジャンが完成しました。
23章時点。
村人の少年に危ない刃物や魔道書は持たせない!
覇神の体術という少年心をくすぐる装備を持たせつつ、“戦いながら治す“という無理難題も叶えた理想の構成。
さらに内部レベル43時点で力+魔力が64とこの域に達するのはジャンだからこそ。
まさに覇神の名に相応しい使い手になりました。
これでご両親もホッと胸を撫で下ろすことでしょう。
次回は実践編。
不殺で戦うジャンの活躍をご覧ください。
次回:覇神ジャン、不殺の誓い
コメント