【スーフォーのなぞ】Dragon’s Chronicles〜独眼竜とスーフォーのなぞ〜 レビュー

Dragon’s Chronicles

Dragon’s Chronicles 〜独眼竜とスーフォーのなぞ〜のレビューをやっていきます。

まずはクリア結果から。

クリア結果

難易度はトラディショナル。

クリア時間は39.7時間。実プレイ時間は79.9時間でした。

トラディショナルなので完全クリアを目指したかったのですが、後半からアイテム交換バグでツーブロ品持ちの捕縛を断念。

そのため1つだけ未達成でした。

試練決闘:上級は受けられるタイミングを勘違いしてしまって受けていません。

それでは忖度無しレビューを始めていきます。

特筆すべき要素を⭕️❌️で解説していきます。

❌️が語数が多くなりがちなのは誤解を防ぐためであって感情の大きさではないことをご了承ください。

①美形の顔グラ

⭕️良かったです。

最重要項目。

このレベルの顔グラをインディーゲーで出してくれるの凄いよね。

え?顔グラがそんなに重要かって?

SRPGに必要なのは、壮大な世界観でも緻密に構成されたストーリーでもなく、顔グラなんだよ!

バケツやオッサンやブサイクが輝くのも美男美女が居てこそなんだよ!

②フレキシブルな育成・運用

⭕️成長方式

ランダム成長でもなく、固定成長でもなく、ハイブリッド型。

ランダム成長で当たりを引けなくても固定成長の内部数値が溜まっていく方式。

これは成長方式の完成形だと思います。

⭕️APシステム

AP(アビリティポイント)内でスキルのコストを組み合わせる方法。

スキルは持ち物として着脱可能、APはレベルで上がるので進行具合に応じたスキル構成を楽しめました。

エンゲージで感じた不満を全て解消してるのは凄い。

⭕️専用武器多め

大抵のキャラクターが専用武器を持っており、そこでもユニットの差別化ができるのは楽しかったです。専用武器性能でキャラを好きになることもあるしね。

③面白いマップ攻略

⭕️兵種毎の大きな差別化

飛行系じゃないと行けない場所があったり、馬の移動力が頼もしかったりと、ユニットをどう動かすべきかを考えることが多くて良かった。

これくらい兵種で差別化がされてる方がマップ攻略は面白いですね。

⭕️FPシステム

FPを消費して特技を使えるシステム。個人毎に違った特技を持っていて、キャラクターの差別化やここぞという時の使用で攻略を楽しめました。

❌️EPシステム

行動力。移動や攻撃にEPを使用するので、ガス欠になると行動不能に。

敵フェイズでの反撃でも消費してしまうため、細かいコントロールをするにはプレイヤーの認知資源を削り過ぎる仕組み。

安易な無双は防げる代わりに、皆で固まって進軍するという安直な攻略になってしまう不便さを感じました。

❌️ターン制限ばかりの敗北条件

敗北条件にほぼ必ずターン制限が絡んでいるのはストレスでした。

特に出撃前のユニット配置をミスると取り返しがつかないことが多く、「ここを突破するのはAでは厳しいからBを別の戦場から連れてこよう」というようなゆとりが無くて残念。

ターン制限があるために後の戦況変化(増援や勝利条件変更)で詰む可能性が常に頭をチラつき、毎ターン、セーブ&ロードを繰り返して良い乱数を積み重ねていくというTASみたいなプレイに。

❌️捕縛確率の低さ

ベルウィックサーガを彷彿とさせる捕縛システム。①攻撃→②確率で重症化→③捕縛。

敵の武器を奪えたり、賞金首を捕らえる捕縛システム自体は面白いのですが、②についてはイマイチですね。

何もしないと数%、確率を上げる武器を使えば10〜30%上がりますが、結局セーブ&ロードで良い乱数を引く試行回数ゲーに。

捕縛システムに確率を噛ませると、プレイヤーの時間が浪費されるだけになっちゃうかなと。

ちなみにクリア時間の2倍くらい実プレイ時間があるのはその辺りも原因。

ちなみに後半からバグにより捕縛をする必要が無くなりましたが、むしろ快適になりました。

その他

⭕️ストーリー

帝国が大陸制覇を目論み、国を追われた貴族が旗揚げする王道ストーリー。背後に暗黒教団や邪神が絡んでいるのも安心設定です。

やっぱりSRPGに凝ったストーリーは「無くても良い」と思いました。

⭕️ネーミング

人名にも特徴がありましたが、特に国名が覚えやすくて良かったです。

イストニア帝国の侵攻に対し、ノーザンブルクの公子がセントラリア、ウェスタリア、サウスランドの各国の戦力を集めて立ち向かう。

↑名前が明瞭で、自軍がどこで何をしているかが分かりやすい。

例えばこんなだと…

クロノヴェイル帝国の侵攻に対し、アヴァルフロストの公子がエリュシオン、ヴェルディアス、カルドラシアの各国の戦力を集めて立ち向かう。

↑カッコいいけど、ちょっとよく分かんない。

⭕️ユーモア、メタフィクション

こういうの好きでニヤニヤ笑いながらプレイしてました。

インディーゲーの優位性と言えるのではないでしょうか。

桃◯を強要される村娘、ババア、クソ映画拷問で狂気に陥る民…。

でも一番はタイ人ですね。

まとめ

個人的SRPG三大要素①〜③を高レベルで揃えた良作SRPG。

私の中のベルウィックサーガが成仏できました。

やればやるほど楽しめるスルメゲーの要素も多く、FE新作難民にこそ手に取ってもらいたい作品。

ですが販売終了しちゃったので、2025年発売予定のシリーズ次回作を楽しみに待ちましょう。

そろそろFEを追い掛けるようなシリーズが出ても良いと思うので。

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