歴戦の価値。
ヴァンドレの育成・運用論。
データ
- 初期クラス:パラディン
- 初期装備:てつの斧
- 加入:第1章
- 成長率合計:225%(41ユニット中41位)
- 全体的に低水準な成長率
- 天性素質:斧
- ステ上限値の個人補正:力+1、魔力-1、技+1、速さ-2、守備+3、魔防-2
- 個人スキル:白の忠誠(主人公と隣接している間、主人公と自分の必殺+5)
最初に加入するお助けユニット。
いわゆるジェイガン枠で、なかなか救いのない環境に置かれています。
・成長率合計ワースト
・内部レベルが高く、経験値が貰えない
・武器は扱い難い斧
・お世辞にも使いやすいとは言えない個人スキル
これらが原因で僅か数章でベンチ入りする最弱ユニット候補になってしまっています。
世間の評価・運用は?
強いという人は一人もいない…はず。
何をさせようにも、他ユニットの劣化になってしまうという評価が大半ではないでしょうか。
だからこそ、ネタや愛着だけの使用ではなく、「ヴァンドレならではの強み」を見つけられたら楽しそうですよね。
キャラクターも抑えながら考えていきましょう。
キャラクター
- 第32代竜の守り人
- 眠る神竜様の世話をしながら、第33代候補のクランとフランを日々厳しく指導していた
- 神竜王ルミエルを敬愛しているため、リュールに対してもその面影を重ねてしまう部分がある
- 現役の竜の守り人として、邪竜との戦争をリュールの側で戦い抜く
第1章で加入する神竜様の頼れる騎士。
鎧の傷が戦の厳しさを教えてくれます。
常に神竜様の側に控えて、的確な助言を行ってくれるヴァンドレ。
当然の如く、各国王族と並んでラスボスと対峙。
おそらく半分以上のプレイヤーが「何故ここにヴァンドレが…」と思ったことでしょう。
でも運用考察班としては、そんな所に光を感じるのです。
ストーリー上とのギャップがこれ程までに出てしまうのは、本人のせいなのだろうか?
プレイヤーが扱い切れていないだけなのではないか?
たしかに年老いている故に伸び盛りの若者たちとは違う。
しかし、老兵故の闘い方があるのではないだろうか。
そう思っていたところ、本人が見事に言語化してくれました。
ということで、「歴戦の兵として若人たちを導く」ことを当ヴァンドレ学の根幹とします。
ユニット組み立て
①クラス:ブレイブヒーロー(斧B剣B)
弟子のクランはステータスの低さを異界の兵種でカバーしました。
ヴァンドレはその豊富な経験から、ステータスの必要ない戦い方を選び取ります。
即ち、助太刀チェインアタック。
②指輪:ミカヤ(7〜9章)→ルキナ(12章〜終章)
チェンジプルフを入手次第、ブレイブヒーローにクラスチェンジしてチェインアタックを主な役割に。
7〜9章までは回復役をしながら経験値を稼ぎます。Lv5で助太刀を覚えたら準備完了。
ルキナ入手後はデュアルアシストを活用しながら、幅広い範囲で2回攻撃のデュアルアタックを行います。
③継承スキル:師の導き、引き戻し
④武器:手斧
⑤紋章刻印:なし
⑥その他ドーピングなど:なし
引き戻し(アイク絆Lv5、消費SP250)と師の導き(ベレト絆Lv5、消費SP200)で戦闘以外もサポート。
武器は手斧のみで、他は何もいりません。
⑦ポジション:軍師
ここが当ヴァンドレ学のポイント。
まず、FEエンゲージには原則有限のリソースがいくつもあります。
主なところだと経験値、絆のかけら、資金、それにアイテムですね。
これらを最終メンバーの14人にいかに振り分けるかが、プレイヤーの腕の見せ所な訳です。
さて、このヴァンドレをリソース面から見てみましょう。
クリアまでに必要な経験値は僅か400、絆のかけらは800のみ。
必要なアイテムもチェンジプルフ1つだけで、スキルの書も紋章刻印も強い武器も必要ありません。
自らのリソース消費を限りなく小さく抑えて他に回す。更には師の導きによって経験値を120%にしてくれる。
つまり、このヴァンドレが自軍にいるだけで他13人のメンバーの戦力が引き上げられるのです。
その役割はまさに軍師と言えるでしょう。
というわけで、軍師ヴァンドレが完成しました。
26章時点。
デュアルアシスターに手斧以外は不要。
師の導きで後進の育成を助け、引き戻しで危機から守りながら、軍全体の戦力の底上げをした漢の貌がそこにはあります。
次回は実践編。
古兵であるヴァンドレの闘いをお見せしたいと思います。
次回:軍師ヴァンドレ闘いの日々
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