前回:シトリニカ学
シトリニカ学の実践編です。
ルナティック21章とは
ストーリーとしては終盤が始まったところ。
何度も敵対してきたヴェイルとの決戦です。
マップ的には大広間の一本道。
SRPG的なギミックは無く、横から攻めてくる敵兵を捌きながら、敵将へ真っ直ぐ向かうことになります。
「敵もかなり強くなってきているけど、そこまで難しくはないかな…」と敵陣に仕掛けた途端に背後から発生する大量の増援。
最高難易度のルナティックでは、無限※とも思える量で出現します。
※16体×10ターンですが、通常の増援と区別するためにここでは無限増援と呼称します
自軍の出撃ユニットは13体。
マトモに相手をしていたら物量で押し潰されてしまいます。
そのため敵陣での交戦後、無限増援がこちらに到着する前にヴェイルを倒すのが定石となっているMAPです。
無限増援前の準備
まずはシトリニカのHPを1まで削り、戦闘時に血讐が発動するようにします。
魔攻81に血讐29で110。更にここから敵の魔防を引いたダメージが1.2倍されます。
動いてくる初期配置の敵&通常増援を全員で捌きながら、中ボスのグリとセピアを倒します。
その後は無限増援に備えてスタンバイ。
右上に向かう仲間たちと無限増援を食い止めるシトリニカの配置で準備完了です。
vs無限増援
ここまでで22ターン経過。
ドロー持ちの異形兵と異形竜をそれぞれ倒し、MAP右上に避難所を作ります。
奥に出てきた増援も倒して、MAP右上に避難所完成。
さて、その頃のMAP下半分はというと…
敵陣での交戦をトリガーにして、1ターンあたり16体の無限増援が出てきています。
剣、槍、斧、魔法に連携スタイルまで完備。
「強ユニットで受け切れると思うなよ」という制作者の断固たる意志を感じますね。
が、鬼と化したシトリニカはそんな思惑をブチ破ります。
こちらの射程1〜3は敵の中でも最長のため、待ち伏せが必ず発動。
スタイル連携により発動するチェインアタックも、待ち伏せの方が先なんですよね。
死角なし。
優雅に構えて。
357ダメージ。
敵が剣や斧で斬り掛かってくる中、一人だけドラゴンボールの世界を繰り広げます。
そんなこんなで、トロンを撃つこと160回。
22ターンから31ターンの間に現れた160体の増援を一人で殲滅。
敵将ヴェイルとのトロン勝負も終わらせて完全勝利です。
以上、鬼のように強い轟雷シトリニカでした。
後の世までブロディアの魔女として語り継がれたとかなんとか。
ちなみに25章の増援でも同じことができます。
感想など
①拡張性について
21章時点だと、火力にかなり余裕がありました。
元々、カンストウォーリアー(HP+魔防が112)でさえ貫けるように最大火力を目指したためですね。
この章のウォーリアーはHP+魔防が86でしたので、実は血讐が無くても倒せました。
轟雷&ドーピングも血讐を付けるなら外せます。
今回のコンセプトからは少し離れちゃいますが、轟雷外して他の指輪付けても使い勝手いいと思います。
例えば…セリカ付けて射程3いない所にワープライナするのも面白そうですね。ワープライナが後半使えなくなる大きな理由(突出した魔道士はボコボコにされる)を無かったことにする運用として。
②命中について
単なる確認不足なのですが、この章では敵ソードマスターへの命中率が足りてませんでした。素の状態で77%、刻印を+10%のものにしていたので命中率87%…。
おかげで冷や汗をかきながら自ターンにソードマスターを狙う作業が追加(自ターンと敵ターンで2回当てるチャンスができる)。
100%にするためには21章時点でも少なくとも命中+30%の刻印が必要なようです。
③継戦能力について
エンゲージに頼っていないので、延々と戦い続けられるのは思った以上の利点でした。
特にルナティックだと素の状態で戦い続けることはあまり無く、エンゲージして難局を乗り切る→紋章氣に止まる→エンゲージして難局を乗り切るの繰り返しでしたので、ずっとフル出力で戦えるのは新鮮でしたね。
終わりに
「シトリニカ 弱い」の検索ワードとか、「強クラスのグリフォンナイトに乗せるのが最適解」的な考察を見て、納得のいかない日々でした。
FEのユニット構成ってそうじゃなくて。
強いとか弱いだけじゃなくて、もっとエモいというかなんというか…。
というモヤモヤを言語化してくれたのが、前記事で紹介したネギ侍さんのブログでした。
↑シトリニカについての新規記事がありました。最高です。
他ユニットと差別化されていること。
そう。
そのキャラクターならではのコンセプトが明確にあって、それに沿った組み立てがされることが心地よいのです。
今回の轟雷シトリニカの記事を見て、シトリニカを見直してくれたり、他キャラクターの構成についても考えるきっかけになれば幸いです。
関連リンク
魔道士ならアンナさんでしょ!という方は
→アンナ学
いやいやヴェイルでしょ!という方は
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